VS東京 って結局なに???
先日、第80回の記念例会を開催した四究会です。
そして、発展委員会 副委員長の渡辺です。
80回記念例会に講演いただいた、「VS東京ってなに?」の講演内容をもう少し掘り下げてみたいと思います。
あくまでも、四究会のブログですが、私見に基づいた内容となっておりますので、一部偏った内容も含まれておりますが、もし、何かご意見ありましたら、積極的な意見交換ができれば幸いです。
特に、筆者は、どちらかというと、発信する側というよりも、受け手の立場が強いほうだと自覚していますので、そこも加味してご覧いただけると幸いです。
①なぜ、四究会がVS東京について学びなおすの?
②VS東京って結局なになの?
③VS東京のゴール(目指すもの)とは?
④じゃあ、改めてVS東京が示すこととは?
⑤まとめ
の構成でまとめていきたいと思います。
長くなりますが、お付き合いの程、どうぞよろしく御願いいたします。
①なぜ、四究会がVS東京について学びなおすの?
かねてより、四究会では、徳島の今を真剣に考え、そして、徳島創生塾では、主催者として、徳島の未来について討論し、日本の中心「東京」で、徳島に縁のある皆様との交流を積極的におこなっております。
そのような活動の中でもでてくるキーワード「地方創生」「徳島らしさ」「阿波おどり」「VS東京」などなど。。。。
言葉だけみると何となくわかるような、わからないような。。。
とにかく、四究会は、そんな団体だからこそ!!
徳島県の掲げる「VS東京」について、いまいち知っているような、知らないようなことがありましたので、改めて学び、考える機会をこの度設けることとなり、当ブログでも改めて、書いてみようとなりました。
②VS東京って結局なんなの?? 「コンセプト」です。 ?コンセプト? コンセプト=概念 とりあえずは、毎度おなじみのグーグル先生とwikipedia教授にお尋ねしたところ、「言葉を用いた抽象的認識」というのが一般的な解釈のようです。 講演では、具体的に例題を交えて伝えていただきました。 ※講演では特定の個人名でしたので、少し変換しております。 特定の個人の事を考えるときには、その人の顔や声などが浮かびます。 対して、「人間一般」を考えるときには、一般の顔や声は人それぞれで、統一されていません。 例えば、新日本プロレスのオカダカズチカといえば、顔や体格、得意技の種類などはすぐ出てくると思います。 一方で、新日本プロレスのレスラー全般となると、選手それぞれのイメージが出てきて統一されていません。 。。。。え、わかりづらい。。。??? 例えば、「すだち」や「藍染め」はイメージできるが、「徳島」と言われたらイメージが各人それぞれですよね!ってことですね。
③VS東京のゴール(目指すもの)とは?
で、要は徳島にあるものはそれぞれイメージできるけど、「徳島」がイメージできる統一した概念が必要になってきました。
VS東京の開発当時、地方PRブームとなっており、
四国の隣 香川県はうどん県
九州の大分県はおんせん県
などなど。
47都道府県すべてが、自分が自分が!状態に陥り要は何も伝わらないんじゃないかと。
また、東京から見たときに、阿波おどり、よさこい踊りの違いは簡単には理解できていないそうです。
ここは、なんとなく気づいていたけど、改めて聞くと、ショックな一面と、あー、やっぱりなというのが私の率直な意見です。
特に、私も県外の方と話をすると、「あー、阿波おどりね」とは言われるもののそれが何なのかもおそらく知らないだろうし、私も熱っぽく語った記憶もありません。
少し戻り、徳島をイメージできる統一した概念がなぜ必要なのか?というと、
「地方創生」
ここなんですよね。
VS東京チームがゴールとしたのが、「地方創生」
そして、地方創生の目的は、以下の通り。俗にいうローカルアベノミクス。
1、東京一極集中を是正
2、地方の人口減少に歯止めをかけること
3、日本全体の活力をあげること
④じゃあ、改めてVS東京が示すこととは?
地方創生の目的を達成するためには、、、
1、東京一極集中を是正
⇒移住促進
2、地方の人口減少に歯止めをかけること
⇒移住抑制
3、日本全体の活力をあげること
⇒??、、、戦争??(ここの表現だけみないで!!少し極端な表現ですので!!)
1、移住促進、つまり、「東京から移住したい人」=「東京に住むのが嫌な人」。
慣例にとらわれない生き方を探求、、、、
都会でおしゃれな部屋に住み、おしゃれな服を着て、おしゃれなご飯を食べて、、、
という多くのマスメディアが取り上げるような価値観ではなく、自給自足的な暮らしや、自分がこれ!と決めたような生き方をするときに、東京でなくても、そして東京が嫌な人もいるはずですよね、ということ。
2、移住抑制、つまり「東京に移住したい人」には、「東京とは違う価値がある」ということを伝えていく必要がある。
東京の今のイメージは、もちろん、今の東京の素晴らしいところはたくさんあるが、過去に、東京礼賛のドラマやCMなどがあったことから、東京さいこー!!というイメージも今でものこっていると推測。今の時代は東京だけ礼賛じゃなく、地方礼賛も多くあるよね、というのを広く伝えなければならない。
3、???戦争???(内容も少し加味して!!言葉だけ切り取って誤解なきよう!!)
徳島からイノベーションを起こすためには、仮想敵というのが必要じゃなかろうか。
例えば、ビットコインなどは、各国の中央銀行であったりするように、現状の仕組みに不満を抱いているのなら、それに対抗するようなものを作り上げていけば、そこでイノベーションが起こる可能性が非常に大きい、新しい価値を生み出すことができる。
上記の3点の手法を目的達成のために設定した、それがVS東京。
つまり、
VS東京は、
徳島県 VS 東京都
だけじゃない。
徳島県 VS グローバリズム
徳島県 VS 均質化
徳島県 VS 都市生活
徳島県 VS 消費社会
徳島県 VS 競争社会
徳島県 VS 中央主義
のそれぞれが概念化(=コンセプト)したものである。
というのが、筆者が理解した一連の内容です。
⑤まとめ
上記の話を筆者が100%理解したかは不明ですが、なんとなく、
概念をつくった側のロジックはわかってきて、なぜ、VS東京か!なのかはぼんやりとながらもわかってきたような気がします。
小まとめとして、
「VS東京」って結局なんなの?
1、「VS東京」とは、徳島を理解する/させるための概念
2、「VS東京」とは、地方創生に向けた徳島県の提案
という現状からみて、もちろん課題もあります、と。
「VS東京」的なアクションが起きていない。
これは、行政側もそうなんでしょうけど、こういうコンセプトへの理解がないからこそ、
オール徳島でのアクションにならないという、現状なのかな、と考えます。
そこで、最後は、小生の私見交えた感想を少し。
冒頭にも少し記述したとおり、小生はどちらかというと受け手側。
その受け手側が、このコンセプトについて、理解できていなかったのは、
果たして、勉強不足からなのか、行政側の発信の仕方がまずいのか、それとも、作り上げたコンセプトが伝わりづらいものなのか、、、
正直なところ、全てであるのではないかと考えます。
批判ではなく、なぜ、受け手側にうまく伝わらないのか。
それこそが、概念のようなものであり、個体を示すようなことではないのだから、伝わらないのが当たり前なのかな、と少し達観してしまいました。
ただ、こういうコンセプト設定についての重要性は今回の講演を受けて、改めて、組織、団体においては非常に重要なことであり、組織、団体の柱であると考えます。
徳島県が、このVS東京のコンセプト設定をしたことだけに満足せず、VS東京的なアクションをどんどん起こし、地方創生の渦となるような存在にどんどんなってほしいし、我々もすべきであると改めて実感いたしました。
長々となりましたが、この投稿がまた一つのきっかけとなり、VS東京、徳島県にとってのアクションにつながることを祈念してまとめとさせていただきます。
四究会(四つの柱 交流、貢献、連携、発展) 発展委員会